
マンガと図解でよくわかる 最高の米国債投資術
頼藤太希・高山一恵
- 定価
- 1,760円(本体価格 1,600円)
- 発売日
- 2025年4月28日
- 判型/ページ数
- A5/192(オール4C)
- ISBN
- 978-4-8026-1504-4
■世界で最も安心・安全・簡単な資産の増やし方!
■購入したら基本は償還日まで保有するだけ!
■NISA、iDeCoと組み合わせて最強のポートフォリオをつくろう!
2024年は「新NISA元年」です。この年に投資を始めた人の多くは株式市場の上昇の恩恵を受け、資産を築けていることでしょう。時間を味方につけて、堅実に増やすためには複利効果(利息や運用益が次の利息や運用益を生む効果)が欠かせません。新NISAはその複利効果を非課税で享受できる制度です。新NISAで多くの人が投資する商品に「投資信託」があります。中身にもよりますが、手軽に、複数の地域・資産・銘柄・通貨に分散投資できる便利な商品です。
しかし、世の中に完璧な商品はありません。投資信託であっても元本割れはします。より値動きを抑えながら、安定して定期的な収入が欲しいという目的であれば、投資信託よりもベターな商品があります。
そのひとつが、本書で解説する「米国債」です。例えば、年金で生活する人にとっては、年金以外に定期的に収入があれば、生活が豊かになります。現役世代であっても、有益な投資先です。将来のために資産形成することが全てではありません。勤労収入とは別に定期的な収入があれば、今の生活の充実度を高めるために使えます。お金は使ってなんぼ、所詮「ツール」に過ぎないのですから、こういう使い方もありなのです。定期的に不労所得が得られる資産を、本書ではキャッシュフロー資産(CF資産)と呼んでいますが、資産形成期であっても資産取り崩し期であっても、資産配分に組み入れていくのが、今後のトレンドになると思っています。
ところで、米国債も保有中に、金利変動や為替変動によって価格変動はします。しかし、米国株など株と比べて値動きがマイルドであり、保有中に購入時点の利率に基づいた利子が定期的に受け取れます。償還日(満期)が来たら、額面金額が戻ってきます。世界一安全な国の債券であるにもかかわらず、ドルベースで高水準の利回りが得られるのです。ドルを円に戻すタイミングは自分で選ぶことができますので、ある程度為替リスクをコントロールすることもできます。
債券の弱点として、複利効果を活かせないと指摘されますが、米国債は利付債だけでなく、ストリップス債も存在し、これを用いれば複利効果を享受した投資が可能です。ストリップス債とは保有中に利子の支払いはなく、そのまま元本に加算され、複利運用ができるタイプの債券です。
本書では、米国債の特徴やリスクをはじめ、投資戦略やモデルケース別の購入例、口座開設から注文方法、売却や取り崩し戦略まで図解で丁寧に解説しています。
本書が、みなさまの役に立つことを心より願っております。(「はじめに」より)
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