一番役に立つファイナンスプロが教える企業価値最大化のコツ

石野雄一

定価: 1,760円（本体価格 1,600円）

発売日

2024年8月30日
判型／ページ数

A5／208ページ（オール４C）
ISBN

978-4-8026-1482-5

概要
目次
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・基礎知識と専門知識をつなぐ、一番“ちょうどいい”ファイナンスの入門書！
・ビジネスと社会の将来を見通す“一生モノのお金の知識”が身につく一冊！

企業経営者や経営に携わる人はもちろん、一般のビジネスパーソンにとっても最重要のスキルの１つといってもいい「ファイナンス」。
本書はもっとも読まれているファイナンスの書籍『ざっくり分かるファイナンス』（光文社）の著者で財務戦略コンサルタントである石野雄一氏が、最新・最重要かつ実際にビジネスに使えるファイナンス知識を厳選して解説。実用的で長く読める、ファイナンスの決定版ともいうべき1冊です。

【目次】
はじめに

Chapter1 会社の「健康診断」――決算書の基本
1 ファイナンスの基本：会計と財務は何が違う？
2　貸借対照表（BS）：バランスシートって何？
3　サクッとおさらい：バランスシートの読み方
4　会社の「金庫」はどこにある？：内部留保の秘密
5　利益だけではわからない：バランスシート経営の重要性
6　3大戦略コスト：未来への投資がなぜ大切なのか
7　優先順位をつける：「戦略」が何かを知っているか
8　会社の「利益」を知る：損益計算書の読み方
9　お金の流れを理解する：キャッシュフローって何？
10　企業のライフサイクル：企業の成長ステージとお金の関係
11　決算書をおさらい：会社当てクイズ

Chapter2 投資の利回りとコスト――賢い選択のために
１　企業価値向上のために：ようこそファイナンスの世界へ
２　企業とは何か：ステークホルダーと企業との関係
３　会社の価値：企業価値は誰のため？
４　お金の分配：分配は流しそうめんで理解
５　企業の利益：本当に儲かっているの？
６　「儲け」を知るために：はじめに押さえたい利回り計算
７　得るために何を投じた？：会社のアウトプットとインプットとは
８　ROICとWACC:企業はどれだけ儲ければ合格なのか
９　リスクの意味するもの：ファイナンスのリスクとは何か
10　デットファイナンス：負債コストの推定方法
11　株主が要求するコスト：株主資本コストの求め方
12　複数の要素の平均：WACCの計算方法
13　支払利息が費用になる：デットの節税効果
14　経営者目線で考える：デットとエクイティどっちにする？
15　WACCを下げるには：IRの目的は何か？
16　債権者と株主：異なる視点からの良い会社
17　てこの原理を利用：レバレッジ効果とは
18　資金調達の選択：最適な方法とは
19　資金調達の選択：最適な比率とは

Chapter３:お金の時間価値――将来と現在をつなぐ
１　お金と時間：将来価値と現在価値
２　スーパーの割引にあらず：割引率って何？
３　バランスの理解：リスクとリターン
４　ファイナンスの価値：投資の決め方
５　投資の「価値」を測る：NPVって何？
６　割引率とNPVの大切な関係
７　投資の「収益率」を知る：IRRって何？
８　プラスかマイナスか：NPVとIRRの関係
９　飛び越えるべき障壁：ハードルレートとは？
10　「率」と「額」に注目：IRRの注意点
11　意思決定のサポートになる：回収期間法の問題点
12　指標の使い方：具体例で見る指標活用術
13　投資判断指標のまとめ

Chapter4 フリーキャッシュフロー――自由に使える「お金」
１　フリーキャッシュフローの新事実：〇〇から自由なお金だった！
２　減価償却費の加算：その理由と意味
３　運転資本の増減：その計算と影響
４　投資の撤退判断：サンクコストと機会費用
５　With-Without原則：増し分計算の重要性

Chapter5 企業価値を高める――成功への鍵
１　企業価値の本質：企業は誰のもので価値をどう計算するか
２　企業のどこに価値があるのか：事業価値の算定プロセス
３　企業価値の評価方法：マーケット・アプローチの企業価値評価
４　2つのアプローチ：事業価値を高める方法とは
５　キャッシュ・コンバージョン・サイクル：その重要性と定義
６　FCF増加に寄与：アセットリストラクチャリング (資産整理)

あとがき
索引
ファイナンス用語事典