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物流センターの基本

刈屋 大輔

物流担当の定番書「物流の基本(7刷)」の第2段登場!!

定価
1,760円(本体価格 1,600円)
  • 発売日
    2021年9月16日
  • 判型/ページ数
    A5/192
  • ISBN
    9784802613361

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物流担当の定番書「物流の基本(7刷)」の第2段登場!!

▼デベロッパーが賃貸タイプの先進大型物流施設を次々と開発し、マルチテナント型・BTS型の物流施設が増加するなど、
EC市場の拡大などに伴って、日本国内でも物流施設に対する需要が急拡大しています。

▼それに伴って、物流施設に関わるビジネスマンもまた増えていますが、物流センターの全体像を、最新動向を踏まえて
初心者にもわかり易く解説している書籍は多くありません。

▼本書では、『物流の基本』で実績を持つ著者が、イラスト図解方式で、物流センターの概要から、施設内の基本業務・設備・システム、
そして最新の動向までを解説します。

1章 物流センターの基本

1-1 「物流施設」とは何か
物流6大機能のうち4つを担う
1-2 コストから見た「物流施設」
物流コストの45%が「物流施設」で発生する
1-3 名称から見た「物流施設」
倉庫? 物流センター? さまざまな呼び方
1-4 「物流施設」の2つのタイプ
保管機能に重点を置く「倉庫系」、荷役機能が中心の「輸配送系」
1-5 物流施設の立地と用途地域(1)倉庫系
広い用地の確保できる郊外に立地
1-6 物流施設の立地と用途地域(2)輸配送系
宅配便の小規模な拠点は街中に置かれることも
1-7 物流施設開発の動向(1)立地エリアはどう変化しているか
物流施設はどこにある? 首都圏・阪神圏・中京圏の状況
1-8 物流施設開発の動向(2)開設が相次ぐ大規模施設
施設数増加の一方、大規模化の傾向も
1-9 物流施設の立地条件
「モノ」「ヒト」の両面で重要な交通アクセス
1-10 物流施設の開発コスト 用地の購入・賃借
購入か賃借か、それぞれのメリット・デメリット
1-11 「物流施設」の業務の流れ
入荷から出荷までの間のさまざまな業務
1-12 どんな「物流施設」を選ぶべきか
扱うモノにより規模や機能の条件が決まる
COLUMN 人材を奪い合う物流施設
人材確保は「時給アップ」と「働きやすさ」で

2章 物流センターの構造の基本

2-1 物流施設の規模条件
敷地面積や床面積はどのくらい必要?
2-2 物流施設の建物の構造
鉄骨造が物流施設に適している理由
2-3 物流施設の構造の条件(1)天井高
物流施設の天井高は住居やオフィスの1.7~2倍
2-4 物流施設の構造の条件(2)床荷重
大量のモノの保管や安全な作業のための強度を確保
2-5 物流施設の構造物(1)バース
荷物を積み下ろしするトラックの接車スペース
2-6 物流施設の構造物(2)ランプウェイ
多層の各階にトラックを直接乗り入れ可能に
2-7 太陽光発電装置
主目的は環境対策。売電で収益を得る場合も
2-8 電力の確保
物流施設の電力需要は拡大が続く
2-9 災害対策(1)免震構造
物流の機能を停止させない、巨大地震への備え
2-10 災害対策(2)自家発電設備
燃料調達の容易さも「ディーゼル」選択の理由
2-11 福利厚生施設
環境整備で労働力確保。休憩所、食堂、保育所などを充実
2-12 物流施設のコスト(1)建築コスト
施設のハイスペック化もコストアップ要因
2-13 物流施設のコスト(2)建物の賃借コスト
長期賃貸借契約でコストダウンも可能
COLUMN 物流施設の歩き方
施設内外の“散歩”でこれだけのことがわかる

3章 物流センターの業務を支える設備・機器の基本

3-1 物流施設の設備(1)貨物用エレベーター&垂直搬送機
貨物用昇降機と垂直搬送機、用途は同じ。違いは?
3-2 物流施設の設備(2)立体自動倉庫
モノの出し入れ自動化で、保管効率も生産性も高い
3-3 マテハン機器(1)コンベヤ&ソーター
自動で運ぶ「コンベヤ」、自動で仕分ける「ソーター」
3-4 マテハン機器(2)フォークリフト
パワーの「カウンター型」か、小回りの「リーチ型」か
3-5 物流施設の機器(1)パレット
単なる「台」だが、作業効率を大きく左右する
3-6 物流施設の機器(2)保管用什器
無駄な空間を発生させないのは、どんなラックか?
3-7 物流施設の機器(3)移動ラック
通路を最小化して、保管効率を最大に
3-8 物流施設の機器(4)空調設備・機器
ヒトとモノを守るためにエアコンが普及
3-9 物流施設の機器(5)流通加工関連機器
シール貼りや値札付けに欠かせない設備・機器
3-10 物流施設の機器(6)梱包・包装機器
段ボールへの箱詰めにも機器による支援が進む
COLUMN 物流施設の将来ユーザーを育てる
10坪の零細テナントにも大口顧客に成長の夢が

4章 入荷、検品、格納業務の基本

物流センターの業務(1)
4-1 入荷業務とは何か
届いたモノを受け取り、物流施設内に入れる
4-2 検品業務とは何か
モノの数と状態を確認し、正式に受け入れるか判断する
4-3 検品の方法(1)全数検品と抜き取り検品
使い分けは、取引実績や信頼関係に応じて
4-4 検品の方法(2) 目視検品とデジタル検品
業務効率化につながる「デジタル検品」
4-5 入荷〜検品の荷役コスト(1)入荷コスト
入荷のコストは誰が負担する?
4-6 入荷〜検品の荷役コスト(2)検品コスト
単価が高めでも「目視」が必要な検品とは
4-7 格納作業とは何か
物流施設内の適切な場所にモノをおさめる
4-8 格納・保管場所を管理する2つの手法
「固定ロケーション」と「フリーロケーション」
4-9 格納・保管のコスト
保管料は在庫量の増減に合わせて計算する
COLUMN 「ピンポン置き配」も浸透
「置き配」は、ドライバーにも物流施設にもメリット大

5章 ピッキング、流通加工業務の基本

物流センターの業務(2)
5-1 ピッキング業務とは何か
対象のモノを取り出す、人手が頼りの作業
5-2 2つのピッキング方式
「種まき式」「摘み取り式」それぞれの特性
5-3 ピッキングの単位:一度に取り出す量は?
川上から川下に向かうほど小さな単位に
5-4 デジタルピッキング:表示器が「何を」「いくつ」を示す
人的ミスを減らし、作業生産性を高める
5-5 流通加工業務とは何か
生産者・販売者に代わってモノを加工する
5-6 流通加工のさまざまな種類
カット野菜作りもあればパソコンのセッティングも
5-7 流通加工のコスト
熟練度が上がるとコスト単価は下がる
COLUMN 物流施設の新型コロナ対策
ソーシャルディスタンス確保で、生産性低下もやむなし

6章 梱包・包装、仕分け、出荷業務の基本

物流センターの業務(3)
6-1 梱包・包装業務とは何か
荷役・輸配送中の破損や汚れからモノを守る
6-2 梱包のさまざまな種類
最も一般的な段ボールの他、木枠やスチールも
6-3 包装のさまざまな種類:個装、内装、外装に大別
目的別では「工業包装」と「商業包装」
6-4 梱包・包装のコスト
資材コストを抑えながらモノをきちんと守るには
6-5 仕分け業務とは何か
出荷するモノを届け先別に分ける
6-6 仕分け業務のコスト
「手仕分け」「自動仕分け」で大きく異なるコスト計算
6-7 出荷業務とは何か
待機スペースからトラックなどにモノを積み込む
6-8 出荷業務のコスト
積み込み時間短縮が、コスト削減のカギ
COLUMN 最寄り駅の酒場で物流施設の実態を知る
送迎バスを降りた物流ワーカーの“生の声”が聞ける場所

7章 業務フローを支える情報システムの基本

7-1 WMS(倉庫管理システム)とは何か
入荷から出荷までを管理する情報システム
7-2 WMSの機能(1)入荷管理
モノのデータを事前入荷情報とシステム上で照合
7-3 WMSの機能(2)格納(ロケーション)管理
モノの所在地を正確に把握
7-4 WMSの機能(3)在庫管理
誤出荷や欠品を防ぎ、在庫量を適正水準に管理
7-5 WMSの機能(4)庫内作業(ピッキング)管理
作業生産性を高めるWMSの「ピッキングリスト」
7-6 WMSの機能(5)出荷管理
出荷指示データと実際の荷揃えをシステム上で照合
7-7 WMSの機能(6)請求管理
作業管理データをそのまま請求に活用
7-8 WMSの機能(7)生産性管理
適正な人員配置で高い生産性を維持
7-9 WMSの運用方法 オンプレミス型とクラウド型
自社運用か、ベンダー管理のシステムを遠隔利用か
7-10 WMSのコスト
初期費用も月額費用もクラウド型が低コスト
COLUMN 物流ロボットは万能なのか
「実物の性能」は「期待の大きさ」に追いつけるか

8章 物流センターの最新ソリューション

8-1 誰が物流施設を担うのか?(1)施設の所有と利用の分離
「物流不動産開発会社」が台頭
8-2 誰が物流施設を担うのか?(2)入出荷業務のアウトソーシング
メリットの多い外注化だが、見直しの動きも
8-3 進む機械化と省人化:近年の傾向
設備の高機能化やAI活用も並行
8-4 バース予約システム
物流施設にも、輸配送のトラックにもメリット
8-5 自動化&無人化(1)移動棚ロボット
人が棚まで歩かなくても棚が人の前に移動してくる
8-6 自動化&無人化(2)無人フォークリフト
人のいない夜間の構内搬送が可能に
8-7 自動化&無人化(3)ロボット自動倉庫
コンテナを天井まで隙間なく積み上げ、高い収納性
8-8 自動化&無人化(4)ロボットアームピッキング
AI活用で機能は格段の進化。課題は処理速度向上
8-9 まちづくり型物流施設
オフィスやレジャー施設もある「物流タウン構想」
8-10 投資対象としての物流不動産
新型コロナ禍に好調維持の物流業界に注目集まる

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