法律書といえば、条文が満載など、難解でとっつきにくい印象があるでしょう。
本書は、一般の方に向けた「法学」の基本が学べる読み物です。条文の引用は最小限にとどめ、具体的なケースを通じて「法の見方・読み方・考え方」の基本を解説しました。
著者は、わかりやすい解説に定評のある木山泰嗣先生です。ふだん法律に触れない方でも、「知的興奮」を味わえる本格的な入門書(知的教養読み物)となっています。
序 章 法体系は、どのようになっているのか? ― 民主主義と自由主義の関係性
第1章 プロセスを分けて検討する ―「法的三段論法」を具体的にみる「6つのステップ」
第2章 主張と反論 ―「ディベート思考」による「論理の構成」方法
第3章 「そもそも論」から考える「法学的基本思考」の方法 ― 目的思考と原則思考
第4章 法律家はどのように法を使うのか? ―「間接事実」を「推認」する事実認定の手法
第5章 法律家は「法」に何をみているのか? ― 二分法の視点(Part1「実体法編」)
第6章 法律家は「判決」に何をみているのか? ― 二分法の視点(Part2「裁判編」)
第7章 わたしたちを拘束する「身近にあるルール」の読み方 ― 法学的解釈の手法
第8章 法は、どのように進化してゆくのか? ― 社会を変える「法改正」の実際
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