はじめはみんなプロトタイプだった…。
いまや誰もが知っているような世界的Webサービスも、最初は少人数で小規模なβ版やプロトタイプと呼ばれる規模からスタートしました。
以前に比べると、こうしたプロトタイプを作り、公開するまでのハードルは下がり、アイディアさえあれば、あとは一人でもなんとか作れてしまえる世の中になりました。
Webサービスで起業しようという人だけではありません。
いまや、企業において、Webサイトを公開するだけで十分とはいえなくなってきています。
有料サービスを行うにせよ、顧客に情報を提供するにせよ、Webサービスやスマホアプリがないと、それだけでオールドタイプの企業とみなされてしまいます。
見方を変えれば、こうしたサービスを提供できれば、企業の規模はあまり関係なく、できる企業と見なされることになります。
本書は、こうしたWebサービスのつくりかた、書き方を解説します。単なるプログラムの書き方というっよりは、Webサービスはどうなっていて、自分のサービスにはどのように組み込めば良いのかを考えるため、豊富なサンプルで解説しています。
PythonプログラマーからWebプログラマーへの一歩を踏み出す書として、ぜひ活用してください。
1章 Webサービスをつくるための心構え
本章では最初に、Webサービスを開発するのに必要なものを紹介します。心配は要りません。身近にあるものだけでWebサービスは開発できます。さらに、Webアプリを作るために必要となる基礎的な知識として、Webアプリの仕組みを学びます。
2章 有名なサービスとそこで使われている技術の紹介
Webサービスはどのような技術で作られているのでしょうか。ここでは、誰もが知っている有名なWebサービスを題材に、そこで使われている技術を簡単に紹介します。
3章 Webサービスの基本機能作ってみよう
本章ではPythonでWebアプリを作る際、どのような技術を使って、どのようなプログラムを作れば良いのかを紹介します。手軽で必要最小限の機能を持ったFlaskフレームワークを使う方法を中心に解説していきます。
4章 簡単なサービスを作ってみよう
本章では、具体的なWebアプリを作ってみます。掲示板やファイル転送サービス、SNSや画像共有サービスなど、ある程度の規模があるWebアプリを作ってみます。小さなサンプルを作っているだけでは気づかない、実践的な開発テクニックを学ぶことができるでしょう。
5章 気になる技術あんなことこんなこと
本章では実際にある機能を実装するときに、どのようなプログラムを作ったら良いか、実際のコードを含めて紹介します。ある機能を実装するのに、どのくらいの手間がかかるのかという目安になります、また、どんな仕組みで機能を実装するのかも確認できます。
6章 プロトタイプから完成までの道のり
本書の最後に、実際にWebサービスを公開する際に必要となる、ちょっとしたテクニックや注意点を紹介します。特に、セキュリティ的に気をつけるポイントや、本番環境へのデプロイの手順などは参考になるでしょう。
Appendix
Appendix 環境のセットアップ *
・Pythonの環境構築方法
・ApacheでPythonアプリを動かす
正誤情報
第一版1刷~2刷について誤りがありました。 申し訳ございません。
第一版1刷~2刷について誤りがありました。
申し訳ございません。
お手数ですが、以下の修正点を参照してください。
【修正PDF】
20201010Rev.pdf
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