文系プログラマーだからこそ身につけたいディープラーニングの動きを理解するための数式入門
中西達夫
「数学」ではなく「数式」さえ読み解ければ、ディープラーニングがどのように動いているか、それが必ず見えてきます!
- 定価
- 2,530円(本体価格 2,300円)
- 発売日
- 2020年8月26日
- 判型/ページ数
- A5/280ページ(オール2C)
- ISBN
- 978-4-8026-1266-1
人工知能AIだ、ディープラーニングだ、Pythonだと言われるたびに、文系プログラマーにとっては「心配のタネ」が増えてきていることでしょう。それは「いままで数学嫌いでやってきたけど、このさき、数学力が無くてもプログラマーとしてやっていけるだろうか?」という大きな不安があるからだと思います。
ライブラリーを使えれば、当面の仕事をこなすことは可能です。ただ、ライブラリーの中身を知らないと、プログラムがうまく動かなかった時に対応できません。これでは、信頼される「プロのプログラマー」としては失格でしょう。
ここで「それなら、数学をイチから勉強し直そう」と考えるのは時間の無駄。ディープラーニングの動きを理解するためには、今から「数学力」を身につけることよりも、ライブラリなどに使われている「数式」の意味や使い方を理解し、なぜ、どのようにプログラムが動いているかがわかることのほうが大事なのです!
第1章 ディープラーニングは数式理解から始める
第2章 ディープラーニングとは「微分マシン」である
第3章 ディープラーニングで活躍する「非線形回帰分析」の知識
第4章 バックプロパゲーションの「数式ルール」を理解する
第5章 スマートなプログラムを書くための行列、ベクトル
第6章 ディープラーニングの学習と降下法
第7章 情報量は対数で測る
第8章 ニューラルネットワークはこうしてディープ化した!
ダウンロードデータ
本書で解説したサンプルコードをダウンロードすることができます。なお、著者はWindows10、Python3.7で動作を確認しておりますが、すべての環境での動作を保証するものではありません。
正誤情報
- 2021.01.26当書籍について、現在P20、P172、P154、P155に記述ミスが発見されております。 大変ご迷惑をおかけしますが、以下をご参照いただきますよう、よろしくお願いいたします。
- 2022.04.13P28掲載のプログラム、2行目の表記差し替え
当書籍について、現在P20、P172、P154、P155に記述ミスが発見されております。 大変ご迷惑をおかけしますが、以下をご参照いただきますよう、よろしくお願いいたします。
●P.20 fig1-2-2
誤) S(和) の手前が AND素子
正) S(和) の手前は OR素子
※ MIL論理記号の OR素子は、先端が円ではなく、尖っているのが正式。
●P.172 fig5-4-4
誤) 図の左端に示されている「Ya」
正)「Xb」が正しい。
●P.154 中間にある式
誤)
= (w11 * x11 + w12 * x21 + w13 * x31, w12 * x12 + w12 * x22 +w13 * x32)
正) (2列目の式先頭の項、乗算のw12 → w11)
= (w11 * x11 + w12 * x21 + w13 * x31, w11 * x12 + w12 * x22 +w13 * x32)
●P.155 二段目のカッコ内、行列の2行2列目(2段目)
誤)
=(w21 * x11 + w22 * x21 + w23 * x31, w11 * x12 + W 12 * x22 + w13 * x32)
正) (2行2列目の式、w11 → w21 , w12 → w22 , w13 → w23)
=(w21 * x11 + w22 * x21 + w23 * x31, w21 * x12 + W22 * x22 + w23 * x32)
P28掲載のプログラム、2行目の表記差し替え
誤) for i in range(10):
正) for i in range(1, 10+1): # rangeは0始まりなので1を加える
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