PHPマイクロフレームワークSlim Webアプリケーション開発
齊藤 新三
PHPマイクロフレームワーク「Slim」を使ったWebアプリケーション開発のすべてを一冊で学べる!
- 定価
- 3,960円(本体価格 3,600円)
- 発売日
- 2020年5月25日
- 判型/ページ数
- B5変判/オール2C
- ISBN
- 978-4-8026-1252-4
Slim(スリム)はPHPのフレームワークのひとつです。
PHPのフレームワークではLaravel(ララベル)が人気ですが、機能豊富で重厚なLaravelと比べると、Slimが提供する機能はとてもシンプルです。
本書では、Webアプリケーション開発に興味を持つ人たちを対象に、「そもそもフレームワークとは何なのか」という基本的な話題から、「本運用環境」で稼働させるまでを、各種開発ツールを活用しながら、ステップ・バイ・ステップでていねいに解説していきます。
本書は、導入編、基本編、実践準備編、実践編という4つの編から構成されています。
導入編では、XAMPPとComposerを導入して学習環境を構築し、Slimアプリケーションの動作原理を学びます。
基本編では、一つのサンプルアプリの作成を通して、MVCアーキテクチャに従ったSlimアプリケーションの開発手順を学びます。ルーティング、テンプレートエンジンTwig、外部コンテナPHP-DI、コントローラクラス、ミドルウェアなど、Slimアプリケーションの開発に欠かせない基本事項を学んでゆきます。
実践準備編では、いったんいったんSlimの解説から離れ、本運用を意識した開発環境の構築を学びます。GitHubを利用したソースコードの管理、VagrantとVirtualBoxを使った仮想環境の構築、本書で本運用環境とするHerokuなどについて学んでゆきます。
実践編では、実戦準備編で用意した開発環境上に実際にSlimを利用したMVCアプリケーションを作成し、Heroku上で稼働させる手順を学びます。データベース処理、MVCアーキテクチャの導入、エラーや例外を適切に処理するためのエラーハンドラの活用方法、本運用環境であるHerokuへのデプロイ手順を学んでゆきます。
読者特典として、PHPUnitを使った単体テストの導入方法を扱ったボーナスコンテンツをPDFで提供します。
はじめに
本書の使い方
導入編
第1章 PHPフレームワークSlimとは
1-1 フレームワークとは
1-2 サーバサイドWeb開発フレームワークの歴史
1-3 軽量フレームワークSlimの特徴
1-4 MVCアーキテクチャにおけるSlimのメリット
1-5 本書の役割
第2章 Slim動作環境の構築
2-1 XAMPPのインストール
2-2 Composerのインストール
2-3 ダウンロードサンプルの扱い
第3章 はじめてのSlimアプリと動作原理
3-1 はじめてのSlimプロジェクトを作成する
3-2 Slimプロジェクトの作成方法
3-3 Slimの動作原理
3-4 Composerの動作と使い方
基本編
第4章 Slimのルーティング登録
4-1 リクエストの種類に合わせたルーティング登録
4-2 ServerRequestInterfaceとResponseInterface
4-3 複数のHTTPメソッドに対応できるルーティング登録
4-4 ルーティング登録を便利にする仕組み三種盛り
4-5 ルーティングの外部ファイル化
4-6 ルーティングプレースホルダ
4-7 リダイレクト
第5章 Slimにおけるビュー
5-1 Slimにおけるビューの扱いとJSONデータ送信
5-2 テンプレートエンジンTwigとの連携
5-3 テンプレート変数
5-4 フィルタ
5-5 条件分岐
5-6 ループ
5-7 その他の便利なTwig構文三種盛り
第6章 コンテナとDI
6-1 コンテナとその使い方の基本
6-2 Slimとコンテナの関係
6-3 コンテナを経由した引数
6-4 Slimでログを扱う方法
6-5 コンテナの本当の役割
第7章 コントローラクラス
7-1 コールバック関数の問題点とコントローラクラス
7-2 コントローラクラスとコンテナの連携
第8章 ミドルウェア
8-1 ミドルウェアとその作り方
8-2 ミドルウェア処理の位置
8-3 ミドルウェアにデータを渡す方法
8-4 ミドルウェア設定のバリエーション
実践準備編
第9章 GitHubの利用
9-1 バージョン管理とGit
9-2 GitHub
9-3 GitHubを使った基本の開発手順
9-4 ブランチとプルリクエスト
第10章 仮想環境の利用
10-1 仮想環境
10-2 VirtualBox
10-3 Vagrant
10-4 仮想環境内の構築と設定
10-5 Apacheの設定変更
10-6 SocymFirstGitSlimをSocymSlimVBoxで実行する
第11章 Herokuの利用
11-1 Webアプリケーションの実行環境とHeroku
11-2 Heroku環境の用意
11-3 GitHub連携とデプロイ
11-4 Herokuでのドキュメントルートの変更
実践編
第12章 データベース連携
12-1 仮想環境へのPostgreSQLのインストール
12-2 データベースへの接続と切断と例外処理
12-3 データベース処理の基本
12-4 データ取得処理
第13章 MVCアーキテクチャの導入
13-1 エンティティモデル
13-2 DAOモデルとMVCアーキテクチャ
13-3 リダイレクト遷移
第14章 エラーハンドラ
14-1 エラー画面
14-2 Slimでのエラーの扱いとエラーミドルウェア
14-3 エラー画面のカスタマイズ
第15章 Herokuでの実稼働
15-1 Herokuでデータベースの利用
15-2 Config VarsとHeroku Postgresへの接続コード
おわりに
索引
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