PythonフレームワークFlaskで学ぶWebアプリケーションのしくみとつくり方
掌田 津耶乃
フルスタックフレームワークで入門できなかったすべての人に――Bootstrap/Vue.jsを使ったフロントエンド開発、SQLite3/SQLAlchemyを使ったデータベース開発の勘所がわかる!
- 定価
- 3,520円(本体価格 3,200円)
- 発売日
- 2019年8月10日
- 判型/ページ数
- B5変型判/344ページ(オール2C)
- ISBN
- 978-4-8026-1224-1
- 備考
- カラー口絵付き
- キーワード:
- Bootstrap.js / Flask / HTTPServer / Python / SQLAlchemy / SQLite3 / Vue.js / Webアプリケーション / フレームワーク
あなたがある日突然、「Webアプリケーションを作ろう!」と思い立ったとしましょう。さて、まずは何から始めるべきでしょうか。
いわゆる普通の「Webサイト」と「Webアプリ」と呼ばれるものの間には、大きな差があります。普通のWebサイトなら、HTMLとスタイルシートが少しわかれば作れます。が、Webアプリと呼ばれるものを作るためには、その他にこんな技術が必要になるでしょう。
・サーバーサイドの開発技術。
・フロントエンドの開発技術。
・データベース技術。
これ、全部覚えるためにはどれだけ勉強しないといけないんでしょうか。考えただけで頭がクラクラしそうですね。でも、心配はいりません。
もし、あなたが「Python」と「JavaScript」の基本的な使い方がわかっているなら、覚えるべき知識は実はそんなに膨大ではないかも知れません。そう、多分、この本一冊だけで済むはずですよ。
本書では、次のような技術について簡潔にまとめて説明をしていきます。
・サーバーサイドの開発としてHTTPServerとFlask。
・フロントエンドの開発としてBootstrapとVue.js。
・データベース開発としてSQLite3とSQLAlchemy。
これらを順に覚えていけば、気がつけば本格的なWebアプリ開発ができるようになっていることでしょう。もちろん、たった一冊の本ですから、それぞれの説明は基本部分だけ。「これで完璧!」とまではいかないでしょう。でも、開発を始めるのに必要なものは一通り手に入るはずです。
なにか新しいことを始めるとき、必要なのは「膨大な知識と高度な技術を身につけた完璧なゴール」を設定することではありません。まずは「スタートすること」です。さあ、この本のページをめくって、Webアプリ開発をスタートしましょう!
序文
Chapter 1 HTTPServerによるWebアプリケーションの作り方
1-1 http.serverでWebアプリの基本を覚えよう
1-2 ルーティングとパラメーター
1-3 フォームとクッキー
1-4 ミニミニゲームを作ってみよう
Chapter 2 FlaskでWebアプリケーションを作ろう
2-1 Flaskの基本を理解しよう
2-2 Jinjaをマスターしよう
2-3 さらにFlaskを使いこなそう
2-4 メッセージボードを作ろう
Chapter 3 Bootstrapでデザインしよう
3-1 Bootstrapの基本をマスター!
3-2 フォームと結果表示
3-3 より複雑な表示について
3-4 メッセージアプリをBootstrap対応に
Chapter 4 Vue.jsでSPAアプリを作ろう
4-1 Vue.jsを導入しよう!
4-2 Mustacheテンプレートの構文をマスターしよう
4-3 コンポーネントを掘り下げよう
4-4 メッセージアプリを改造しよう!
Chapter 5 データベースと連携しよう
5-1 SQLite3を利用しよう!
5-2 SQLAlchemyでORMに挑戦!
5-3 データベース連携QRメッセージアプリを作ろう!
付録 Python基礎文法入門
A-1 値と変数
A-2 コンテナの利用
A-3 関数の利用
A-4 クラスとオブジェクト指向
Index
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