PHPによるWordPressカスタマイズブック3.x対応
藤本 壱
Wordp.Pressをインストールしたものの、その先がわからない。WordPressのデータベースに直接アクセスするにはどうしたらよい?プラグインは自作できる?ショートコードの使い方は?……こうした疑問を一挙に解決する究極の解説書! WordPress3.x対応。
- 定価
- 3,080円(本体価格 2,800円)
- 発売日
- 2010年9月1日
- 判型/ページ数
- B5変型/328ページ
- ISBN
- 978-4-88337-730-5
- 備考
- -
SOLD OUT
WordPressで思うようなサイトができない…という経験ありませんか?
テンプレートにちょっとしたPHPコードを書き込んだり、データベースに直接アクセスしたりするだけで見違えるように使いやすくなります。さらに、ショートコードやウィジェットの開発、設定画面の作成などの便利なテクニックも紹介。そして、待望のプラグイン自作方法も解説!新しくなったWordPressバージョン3の隅から隅まで使いこなせる1冊がこれ!
はじめに
WordPressは、世界的に幅広く使われているブログツールです。インストールが簡単で、テーマやプラグインが多数配布されていることが人気の理由でしょう。日本でもユーザーが増えており、かなり定着してきました。
このような中、WordPressをインストールして自分好みにカスタマイズする人も多く見られます。既存のテーマを少し変更する程度のカスタマイズなら、テーマ(のテンプレート)を書き換えたり、既存のプラグインをインストールしたりするだけで十分に対応することができます。
ただ、WordPressはコアをなるべくシンプルに保ち、足りない機能はプラグインで追加するというコンセプトがとられています。そのため、適切なプラグインがないようなカスタマイズを行うには、自力でPHPのプログラムを書くことが必要になります。WordPressを用いてサイトを製作する際に、このようなパターンにはまって立ち往生してしまったという方も少なくないようです。
本書は、このような状況に応えるべく、2009年9 月に出版しご好評をいただいた「PHP によるWordPressカスタマイズブック」の改訂版で、メジャーバージョンアップして機能が追加されたWordPress 3.0に対応させたものです。
カスタマイズのテクニックとして、テーマ(のテンプレート)にPHP のプログラムを書いて関数を利用したり、データベースに直接アクセスしたりして、WordPressをより自由自在に操る方法を解説しています。また、汎用的に使えそうなカスタマイズをプラグイン化して使い回すことができるよう、WordPressのプラグインを開発する方法についても取り上げています。もちろん、3.0になって追加された複数ブログ管理機能やカスタム投稿タイプといった新機能についても説
明しています。
本書が、WordPressのカスタマイズやプラグイン開発に携わる方々の一助となり、成果を得ていただければ幸いです。
2010 年9 月
藤本 壱
■第1 章 WordPress の特徴を知る
1-1 WordPressの特長
1-2 WordPress 3.0の新機能
1-3 WordPress開発に関する情報源
■第2 章 テンプレートをカスタマイズする
2-1 テーマの構造を理解する
2-2 WordPress ループをカスタマイズする
2-3 条件タグでページの種類を判断して出力を変える
2-4 出力する投稿の条件に応じて出力を変える
2-5 ユーザーがログインしているかどうかで処理を変える
2-6 複数のテンプレートで共通する部分を1カ所にまとめる
■第3 章 関数を利用してカスタマイズする
3-1 関数を活用する
3-2 カスタムフィールドのデータを活用する
3-3 同じカテゴリーの投稿を一覧表示する
3-4 カテゴリー別の投稿一覧を出力する
3-5 コメント一覧のページを作る
3-6 カスタムフィールドの情報でページを作る
3-7 カスタム投稿タイプとカスタム分類のデータを利用する
■第4 章 データベースに直接アクセスする
4-1 データベースへのアクセス
4-2 WordPressのデータベース構造(単一ブログの場合)
4-3 WordPressのデータベース構造(複数ブログの場合)
4-4 wpdbオブジェクトによるデータベースアクセス
4-5 コメントが多い投稿のリストを表示する
4-6 画像一覧のページを作る
4-7 ブログごとに情報を出力する
4-8 複数のブログの情報を混在して読み込む
■第5 章 プラグインを開発する
5-1 初めてのプラグイン
5-2 アクションとフィルター
5-3 テンプレートタグの拡張
5-4 代表的なフックの使い方
5-5 メッセージを英語/日本語の両方に対応させる
■第6 章 プラグインを極める
6-1 ショートコードのプラグインを作る
6-2 囲み型ショートコードのプラグイン
6-3 ウィジェットのプラグインを作る
6-4 プラグイン用の設定画面を作る
■Appendix
Appendix A テスト環境を構築する
Appendix B WordPressの機能やデータを利用するだけのPHPファイルを作る
Appendix C functions.phpでテーマ専用のプラグイン的な機能を作る
ダウンロードデータ
本書で解説したサンプルデータをダウンロードできます。
なお、使用方法などに関しては、必ず書籍の該当箇所をご確認の上、ご利用ください。
ダウンロード後、解凍したファイル内に「readme.txt」ファイルなどが含まれる場合は、使用前にこちらもご確認ください。
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