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決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術

村上茂久

定価
2,420円(本体価格 2,200円)
  • 発売日
    2024年6月21日
  • 判型/ページ数
    A5/412ページ(オール2C)
  • ISBN
    978-4-8026-1469-6

「決算書」から企業を分析する=語学やITと並ぶ全ビジネスパーソン必須のビジネス教養

これは今や周知の事実。でも、本当に「決算書だけ」でいいのでしょうか?
決算書だけ読めれば、企業のビジネスモデルを掴むことができるのでしょうか?
答えは「NO!」です。
企業が公開している情報には、有価証券報告書等を筆頭に決算短信、株価、決算公告、中期経営計画等があり、最近では統合報告書も注目されています。そして、そこまで広範囲の情報を注視して初めて、真のビジネスモデルに到達することができるのです。

財務情報×非財務情報

これこそがポイント。
そこには間違いなく、決算書だけでは決して視えないdeepな世界が存在します。
本書を通じて、企業分析の「醍醐味と楽しさ」をぜひ堪能してください。

第1章 企業の収益構造を把握するP/L
 オリエンタルランドとサンリオの比較から見る収益構造の違い
第2章 企業のビジネスモデルが見えてくるB/S
 オリエンタルランドとサンリオ、任天堂とソニー、ニトリと良品計画の比較から見るビジネスモデルの違い
第3章 キャッシュの使いみちを把握できるキャッシュ・フロー計算書
 利益が出ているのに純資産が減っているAppleの謎を解き明かす
第4章 時価総額から見る企業の評価と分析方法
 UUUMとANYCOLORから見る時価総額とファイナンス視点
第5章 なぜ、企業の経営指標ではROEが重視されるのか
 トヨタ、ホンダ、日産の3社をROEの視点から比較する
第6章 企業の未来予想が描かれている中期経営計画の読み解き方
 資生堂はなぜ、TSUBAKIを売却したのか
第7章 今後の企業分析には不可欠となるESGの視点と、非財務情報に関する統合報告書の勘所
 商社で時価総額トップクラスの伊藤忠商事の統合報告書
第8章 上場目論見書等を読み解くことで企業のIPOを分析する
 D2Cで成長をしてきたクラシコムとベースフードの対照的な上場スタイル
第9章 赤字でも成長を続けるSaaS企業の分析方法
 創業以来赤字続きのfreeeは、なぜ株式市場で評価されているのか
第10章 コーポレートガバナンスは企業にどのような影響を与えるのか
 NTTによるドコモ買収から見るコーポレートガバナンスの重要性

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author執筆者紹介

村上 茂久

株式会社ファインディールズ代表取締役。iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授。跡見学園女子大学兼任講師。
2004年立教大学経済学部経営学科卒業(副総代)、06年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。同年新生銀行(現SBI新生銀行)に新卒で入行。ストラクチャード・ファイナンス業務を中心に、証券化、不動産投資、不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事する。
2018年よりGOB Incubation Partners株式会社の取締役CFOとして新規事業の開発、起業の支援、バックオフィスの設計及び管理等を実施する。加えて、複数のスタートアップ企業等の財務や法務等の支援も手掛ける。2021年1月に財務に関するコンサルティング、研修及びメディア事業等を行う株式会社ファインディールズを創業。
ビジネス・インサイダーでの「会計とファイナンスで読むニュース」の連載を筆頭に、ダイヤモンドオンライン、現代マネー、プレジデント、まぐまぐNEWS、かぶたん等、webでの企業分析等に関する記事執筆は累計100本を超えている。

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